「じゃがいものおうち」のじゃがいもが、小学校の給食に登場!

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「じゃがいものおうち」のじゃがいもが、屋久島町内の幼稚園、小学校、中学校の給食に登場します!

今年度から、「じゃがいものおうち」で育てた農薬不使用のじゃがいもが、屋久島町内の給食に使われることになりました。

これまでは、農薬の有無にかかわらず、まとめて島外に出荷される流通の仕組みの中で出荷するしかありませんでした。
けれど今年度からは、保管方法や出荷時期を見直すことで、島内に直接届ける流れができました。

島で育ったじゃがいもが、島の子どもたちの給食として食べられる。
このことが、私たちにとって本当にうれしい変化です。

これは、「地産地消」の実現でもあり、島の食料自給率を少しでも高めることにつながります。

そしてもうひとつ——
「じゃがいものおうち」のじゃがいもは、障がいのある方たちが、土にふれ、汗をかきながら育てたものです。
収穫・袋詰め・出荷といった作業が、そのまま工賃(収入)につながり、働く喜びや誇りにもなっています。

屋久島町では、「屋久島町食育・地産地消推進計画」の
や 屋久島の「食」で
く 暮らし豊かに心身健康
し 自然の恵みに感謝し
ま まるくつながる食環境

という理念のもと、町ぐるみで食育に取り組んでいます。

「じゃがいものおうち」も、
屋久島で育ったじゃがいもを、屋久島の子どもたちへ”という思いを胸に、島の中での「食の循環」をつなげていきたいと願っています。

子どもたちが、「今日の給食のじゃがいも、おいしかったよ!」と言ってくれたら。
その一言が、育てた人にも、関わる人にも、しっかり届きます。
島のじゃがいもが、島の子どもたちの栄養になり、
働く喜びとなって、また畑に還っていく——
そんな、あたたかな循環が、屋久島で生まれています。

ご感想や応援の声、お待ちしています!

撮影協力:栗生小学校3・4年生のみんな
     西部地区共同調理場のみなさま(栗生小~八幡幼稚園も!~岳南中まで幅広く給食を作ってくださっています)

障がい者と共に生きる仲間達“じゃがいものおうち”は、たとえどんな障がいがあってもみなさんと
一緒に、自分たちの街を自分たちの手で、より住みやすくしていこうと活動している仲間です。
私たちの活動は、会費と各種事業収入・皆様からの寄付、ボランティアに支えられています。
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