じゃがいものおうちの皆で、地域のお祭りを盛り上げる「ねぶた」を制作しました。
ねぶたと尾之間温泉祭り
心も身体も温めてくれる尾之間温泉に感謝して、尾之間集落総出で盛り上がるのが「尾之間温泉祭り」です。
私たちにもお祭りで何かできることをがあるのではないか、と手を挙げて、第10回のお祭りからねぶたを制作するようになりました。今年で第25回目。できない時もありましたが、みんなでねぶたを作っていく日々は楽しいものです。
ねぶた作りとじゃがいものおうち
ねぶたは、障がいがある人もない人も、みんなで作ることができます。
お祭りの準備は1か月以上前から始まっています。奉納される踊りの練習や準備が夜な夜な進められ、その時から祭りは始まっています。
ねぶた作りも構想からはじまり、デザイン、模型作りを経て本体作りに進みます。最初の本体(骨格)作りは経験技術のある人が担当しますが、その後にみんなでできる紙貼り作業があります。
じゃがいものおうちではこの紙を貼る作業を役割分担し、歩くのが不自由な人が糊を付ける係り、切る係り、糊を付けた紙を運ぶ人、一か所一枚の紙を貼る人などとそれぞれの個性に合わせて作業は進められます。貼り終わったら色塗り作業です。塗るのが好きな人の出番です。
誰もが参加できる。みんなで作れる。日を追って形が出来てくる。それをみんなで共有できる。お祭り当日に集落の中をみんなでねぶたを引き、そのねぶたがお祭りの会場でお客さんを出迎える。
祭りと共にねぶたの灯が浮かび上がる。この感覚がたまらない。総出でお祭りを盛り上げることができるので「ねぶた」を作り続けています。
なぜ龍のねぶたなのか
尾之間温泉横に温泉神社があります。その神社に祀られているのが「子間姫龍神大神」龍です。ときどき脇道にそれるが龍に戻る。龍神は水の神様です。屋久島は水が巡る島。ぴったりでしょう。
未来への思い
尾之間集落へ感謝の意をこめて、末長く「ねぶた」で盛り上げていきたい、それが私たちじゃがいものおうちの想いです。
そしてねぶた作りは、私たちだけじゃない多くの方達と作れる、関われる場となっていって欲しいと考えています。その想いで、また来年も新しい「ねぶた」作りにチャレンジしていきます。
来年も、みんなが喜んでくれる、思わず写真を撮りたくなる、そんな「ねぶた」を作りたい。応援してくださるお気持ちで寄付を募っています。そのお金で、来年は蛍光灯からLEDに変えていきたいなぁ…なんて願っています。
ねぶたに心を寄せてくれてありがとう。龍も私たちも嬉しいです。